◆読みづらかったりレイアウトが崩れる場合は、ブラウザのフォントサイズを小さくしてください◆


■検見川神社神楽囃子連変遷 資料提供=石川隆夫
 神楽の起源について記録は残されてない為定かではないが、口伝によると安政時代には八坂神社(検見川神社の旧呼称)の神事を取り仕切り、奉仕する講中として祓い講が存在して居ったと思われます。
 祓い講は祓い言葉を奉りて各講中の家を持ち回り家々で神楽を奉納し、大東亜戦争に入るまで連綿と継承してきたものであります。主な有形物や長老の話しから推測すると、明治時代が一番盛んであって戦中にその活動が絶え、戦後発足した囃子講に祓い講の長老達である、池沢伊三郎氏(屋号・えーむ)、小出氏(屋号・きちべ「天狗」)、窪田氏(屋号・かどや「笛」)が保存の為、囃子方に指導して受け継ぎ今日に至っています。郷土史(けみがわ)に記載されている絵図(昭和5年1月・松井天山書)をみると検見川神社と尾鷲神社に神楽殿が書かれており祭事には、神楽を奉納・奉仕していた事がうかがえます。
 囃子講の発足については、戦後(昭和21年)に祭礼に伴う神輿渡御を盛り上げる為に、検見川にもお囃子を伝えようと若者達が、船橋の三山(二宮神社囃子連)から師匠(将司氏)を呼び、習い始めたのが最初です。その甲斐あって、検見川の祭礼も盛り上がるようになってきました。
 しかし、囃子方の若者たちも家庭を持つようになり、家の仕事も忙しくなったことや、農業から会社員への転職等が重なり一人また一人と辞めてしまい指導者もいなくなる事態が出てきました。
 そこで、昭和46年より祭礼時に踊りの手伝いをして頂いた幕張町5丁目の都築氏(昭和54年没)から昭和49年よりお囃子の指導を受け今日に至っています。

※現在の呼称については、平成4年に千葉市郷土芸能保存協会に入会するため正式呼称としました。

■検見川神社神楽囃子連 歴史年表 資料提供=石川隆夫

和暦 西暦 有形物等(証明物) 活動等 検見川神社歴史変遷
承平

932

    八坂神社創立
久寿 1155     稲荷神社創立
応永 16 1409     熊野神社創立
文録 1592     八坂神社 文録年間(92〜95年)に現在地へ奉遷
元和 1616     稲荷神社 検見川の地へ変遷(江戸より)
寛永 1624     熊野神社 寛永年間(24〜42年)に現在地へ変遷
文政 1823     火災により古記録・古文書等焼失
文久 1863     2年4月〜3年8月 神社三社修復
文久 1864 祓講神祀り社 久保田勘四郎氏奉納    
慶応
明治

1868 祓講 湯立て神事釜(慶応4年)   神社御神輿奉納(慶応4年)
  11 1878 祓講 石碑・神楽幕・面・衣装奉納 石碑建立  
  16 1883 祓講 締付太鼓 締付太鼓新調  
  23 1890 祓講 石碑 石碑建立  
  43 1910     神社三社修理
大正 14 1925     尾鷲神社(3丁目)再建
昭和 4年 1929 祓講 石碑 石碑建立  
  5年 1930 鳥瞰図 松井天山書(神楽殿記載)    
  14年 1939     2月 宮間ー士氏宮司を拝命
  15年 1940 祓講 大太鼓台(小川市太郎氏奉納)    
  18年 1943     旧社務所完成(神楽殿改修)
  21年 1946   囃子講発足(祓講と吸収合併)
  22年 1947 囃子用大太鼓・締付太鼓新調    
  23年 1948 囃子半纏作成(黒・八坂神社仕様)    
  30年 1955   囃子方募集  
  31年 1956 神楽全集(唱歌本)    
  35年 1960 お面修理    
  36年 1961   神社裏石段作り奉仕  
  43年 1968   9月 仮殿遷座祭(おねり奉仕)  
  44年 1969   社殿上棟祭、餅投げ用の餅奉納  
  45年 1970   7月 本殿遷座祭(おねり奉仕) 7月 現社殿完成
  46年 1971   囃子方募集(女子初参加、回覧版により)  
  50年 1975 囃子半纏作成(青)八坂神社仕様   7月 現山車完成
  52年 1977 天狗衣装 藤代平三氏より奉納 御神輿修理お披露目巡業 囃子奉仕 御神輿修理
  56年 1981 ひょっとこ衣装 小高富蔵氏より奉納
翁上下・巫女狩衣新調
   
  57年 1982 宝剣袴・締付太鼓皮新調、半纏追加 8月2日 若葉会祭礼初奉仕  
  58年 1983 締付太鼓胴・おかめ上下新調 八木節初演奏
  59年 1984 大拍子・神楽鈴新調   10月 旧社務所解体
  60年 1985   3月 社務所上棟祭(餅投げ用餅奉納)  
  61年 1986 狐毛・おかめ毛・巫女用懐中鳥帽子・ひょっとこ一式新調   7月 現社務所完成
  62年 1987 神楽幕新調(銚子外川)    
          4月 検見川八坂神社から検見川神社へ改称
昭和
平成
64年
1年
1989 囃子半纏作成(青)検見川神社仕様    
  2年 1990   11月 花園中学校にて神楽・囃子奉仕  
  3年 1991 比企家より中古太鼓購入 9月15日検見川小学校にて神楽・囃子奉仕 11月 客殿完成(社務所地下)
  4年 1992 神楽楽人用片折烏帽子新調 検見川神社神楽お囃子連を正式呼称
千葉市郷土芸能保存協会発表会に初参加(巫女・天狗・翁・岡崎)
 
  5年 1993 囃子半纏追加作成・挌衣五着受領 八木節初踊・市発表会(恵比寿・翁・岡崎)
  6年 1994 ひょっとこ着付 村田和己より奉納 保存ビデオ撮影
市発表会(恵比寿・岡崎・八木節踊り付)
 
  7年 1995 チャッパ新調 市発表会(翁・宝剣・岡崎)  
  8年 1996 天狗着付・石帯・手鉾・巫女狩衣・天狐お面新調 おかめ面修理 市発表会(巫女・天狗・岡崎)
11月3日花見川区民祭り神楽・囃子奉納
 
  9年 1997 新嘗祭に於いて神社より7名が表彰(神社への奉仕活動)
窪田茂氏 藤代幸吉郎氏「千葉市郷土芸能保存協会より40周年表彰」
第26回千葉市民芸術祭開幕祭参加(翁)
市発表会(恵比寿・岡崎)
11月2日花見川区民祭り神楽・囃子奉仕
御神輿修理 囃子方表彰(原田寅次・秋山金蔵・原田七郎・宮間幸夫・窪田茂・窪田稔・藤代幸吉郎)
  10年 1998 01/25 石川隆夫「千葉市郷土芸能保存協会より25周年表彰」 03/22 郷土芸能発表会「巫女・翁・岡崎」  
  11年 1999 11/13 窪田茂氏 藤代幸吉郎氏「第44回千葉市社会教育功労者感謝状贈呈式」 03/11 法月様結婚式「獅子舞」
03/21 郷土芸能発表会「巫女(連れ舞)・鍛冶や・岡崎」
05/23 NTT千工会創立25周年記念「獅子舞」
09/19 検見川小学校 やーびなフェスティバル参加「巫女(連れ舞)・鍛冶や」
 
  12年 2000 お面修理(猿・大笑い・ひょとこ・天狗・翁・天狐雌)
お面新調(大国)
03/12 郷土芸能発表会「八幡・翁・岡崎」
06/17 花園小学校4年生体験授業「天狗・鍛冶や・岡崎」
 
  13年 2001 01/28 友野雅通「千葉市郷土芸能保存協会より25周年表彰」 03/18 郷土芸能発表会「天狗・八幡」
09/16 やーびなフェスティバル(検見川小学校)参加
 

 

■現存する有形物(証明物) 資料提供=石川隆夫
神祀り社 文久4年新調(祓講)
湯立て釜 慶応4年1月吉日「下総花見川新田」刻印有、お仮屋倉庫に保存
昔は1月19日に湯立て神事が行われていたが、いつの時代からか判らないが現在は行われていない。
締付太鼓 明治16年3月吉日 墨書き有り
石碑(祓講) 明治12年12月建立・・・・・・
明治23年12月3日建立・・・検見川神社境内
昭和4年7月吉日建立・・・・・
大太鼓置き台 昭和15年3月15日新調(祓講) 下3丁目 小川市太郎氏奉納
神楽全集(唱歌本) 昭和31年度 八坂神社神楽全集 囃子連中(ガリ版刷り)
神楽幕・衣装・お面 神楽幕−明治11年東京日本橋より奉納
衣装・お面は明治時代の物と思われる